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苔テラリウムに付く水垢・カルキ汚れ対策
苔テラリウムを育てていると、ガラスの内側がカルキや水垢で白く汚れてしまうことがあります。
せっかくかわいい苔(コケ)が入っているので、ガラスの器もきれいな状態を保ちたい!
そんな水垢をつけないための対策と、ついてしまったときの落とし方をまとめました。
ガラスの白い汚れは「水垢」
ガラスについた白い汚れは「水垢」「カルキ」と呼ばれるもの。長く育てていると、ガラスの表面に付着して目立ってきてしまいます。
水垢の正体は?
水垢は、水の中に含まれるカルシウムやカリウムなどのミネラル成分が乾いて付着したモノです。なので、お住まいの地域の水質によっても付き方が違うようです。
道草のアトリエが山梨にあった頃、水垢がよく付いてしまい対策に苦労しました。(山梨は水にカルシウムを多く含む地域)
水垢をつけない!日頃のお手入れのしかた
まずは、できるだけ水垢をつけないようにしたいものです。
1、ガラスについた水滴を拭き取る
水垢は、水に含まれるミネラル成分が付着したもの。霧吹きで水をかけた時にガラスについた水を拭き取ってしまえば、水垢はほとんど付きません。
苔テラリウムに水を与えるのは2~3週に一度。それくらいであれば、ガラス磨きをかねて拭き取ってあげるのも負担が少ないですよね。
拭き取りにはキムワイプがおすすめ!
ガラスに付いた水を拭き取るときに役立つのがキムワイプ。実験器具などを拭き取るための、専用の製品です。
ティッシュペーパーだと細かい繊維がガラスに残ってしまうのですが、キムワイプはゴミが残りません。理系の人大好きですよね、キムワイプ。
2、水やりに精製水を使用する
水垢の原因は水に含まれるミネラル成分が付着したもの。ミネラル成分が含まれていない精製水を水やりに使用することで、水垢が付くのを防ぐことができます。
コケは極端に栄養が少なくても生きていける植物なので、精製水を水やりに使用しても問題ありません。精製水は安価に販売していますので、利用してみるのもよいでしょう。
ついてしまった水垢を落とす方法
1.水垢を落とすだけなら、クエン酸。
お風呂場の鏡などについてしまった水垢には、クエン酸を使うのが一般的。空のガラス容器を洗う時などにはクエン酸が使えるので、植え替えリメイクするときには良いでしょう。
一度コケを取り出し、容器を洗います。
薬局などで売っている粉状のクエン酸をぬるま湯に溶かし、容器を浸け置きした後こすり洗いします(クエン酸5%水溶液)。水垢の成分であるカルシウムやマグネシウムが酸によって分解され、頑固な水垢も落とすことができます。
ただし、生きた苔が入っている容器の内側には使えません。
2.軽度であれば、メラミンスポンジでこする
軽度であれば、メラミンスポンジを使って擦りましょう。メラミンスポンジを水で湿らせて、水垢がついたガラスを擦ります。
薬品を使わないので、生きたコケが入っている器でも使えます。
3.頑固なときは、耐水ペーパーの#2000番でこする
さらに頑固な場合は、耐水ペーパーの#2000番を使用します。すごく細かい、耐水の紙やすりですね。
粗い耐水ペーパーを使うとガラスに傷がつくので注意が必要です。
水で湿らせた耐水ペーパーで水垢がついたガラスをよくこすり、最後にキムワイプなどで綺麗に拭き取って完成です。大概の水垢がこれで落とせます。
テラリウムの水垢・カルキ対策まとめ。
水垢・カルキ汚れの対策まとめです。
1.霧吹きのたびにガラスについた水滴を拭く(予防)
2.水やりに精製水を使う(予防)
3.軽度なものは、メラミンスポンジでこする
4.頑固なものは、耐水ペーパー#2000番でこする
5.植え替えなどで容器が空になるときは、クエン酸溶液につけて洗う
テラリウムの魅力はやっぱり綺麗なガラスと植物の組み合わせ。ガラスが汚いと魅力が半減してしまいます。
道草が使用しているガラス容器は高価なものもありますので、日々のお手入れで美しさを保ちつつ、作り直すときにはきれいに再利用できるようにしたいものです。
関連動画:ガラスについた水垢・くもりを落とす方法(YouTube)
水やりの基本についてはこちらの記事を参考にしてください。
水についてはこちらの記事もどうぞ。
苔テラリウムの育て方疑問・質問はこちらを参考にしてください。