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苔テラリウム水やりの方法とポイント【育て方解説】
コケは水やりが難しいと思っている人が多いようですが、ふたのあるガラス容器で育てる苔テラリウムの水やりは意外に簡単です。
今回は苔テラリウムの水やり方法とポイントについてまとめました。
2週間に一度、霧吹きでコケに水を与える
基本の水やりは、霧吹きで与えます。フタのついている密閉容器なら、2~3週間に一度与えれば十分。
ポイント:コケは葉や茎から細胞に直接水を取り込みます。コケ全体に水がかかるように与えてください。
容器によって異なる水やりペース
フタが無い容器や、隙間があり通気のある容器を使う場合には、水やりのペースが変わってきます。コケの乾き具合をみながら水を与えましょう。
コケは少々乾燥しても大丈夫なので、コケの表面が乾き始めてから水を与えるようにしてください。
SOIL(土)が乾いたら水を足す
Soilが乾いてきたら、水差しで水を足してSoilが湿った状態を保ってください。Soilから蒸発する水分で容器内の湿度が保たれます。
水が溜まるほど与えるのはダメ
底に水が溜まるほど水を入れるのはNGです。水没した部分のコケが傷んでしまいます。
特にタマゴケやホソバオキナゴケのようにこんもりしたタイプのコケは、水を含みすぎると色が黒ずんできます。
コケにはどんな水を使うのがよい?肥料は必要?
水やりの水は、水道水で大丈夫です。汲み置きする必要もありません。
肥料を与える場合は、観葉植物用の液体肥料を使います。春と秋に一回ずつ霧吹きすれば十分です。
苔類(ゼニゴケ・ジャゴケなど)は肥料を好むので、多めに与えるようにしましょう。ただし、肥料を与えすぎると藻が発生して、汚れてしまうことがあります。コケはわずかな栄養で生きていけるので、与えすぎには注意してください。
こんなときは精製水を使ってみよう
1、水垢がついてしまうとき
水道水は地域によって水質が異なります。ミネラル成分が多い地域では、霧吹きした後ガラス表面に白く水垢がついてしまうことがあります。水やりに精製水を使うと水垢の付着を防止することができます。
2、着生で育てるとき
着生は、コケの表面からの蒸散が多いため、コケの表面にカルキ成分が集積してトラブルを引き起こすことがあります。特に水垢が付きやすい水質の場合には、精製水を利用した方が育てやすくなります。
苔テラリウムの水やりまとめ
苔テラリウムは乾きにくい形状なので、ポイントを押さえれば水やりがとても楽な育て方です。
●2週間に一度、霧吹きで水を与えます。
●Soilが乾いてきたら、水を足します。
●水道水でOK。水垢が付くときは精製水を使ってみましょう。
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