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苔テラリウムに向いている土・向いていない土
苔テラリウムを作るときに使う土。どのような土を使用すればよいのでしょうか? 苔テラリウムに向いている土と、不向きな土、苔テラリウム専用ソイルの特徴についてまとめました。
苔テラリウムに向いている土
1.栄養が少ない土
コケはあまり栄養を必要としないので、土も栄養が少ないものの方が使いやすいです。
2.清潔な土
閉鎖されたガラス容器で育てるため、できるだけ清潔な土を使いましょう。枯葉など分解されていない有機物が入ると、カビが発生する原因になります。
3.粒状の土
粘土質の土よりも粒状の土の方が、土の中まで空気や水がいきわたりやすくおすすめです。
4.弱酸性の土
厳密にはコケの種類ごとで好む土のphが異なりますが、苔テラリウムに使用されているコケの多くは弱酸性の土を好みます。
苔テラリウムに向いていない土
1.栄養が多い土
栄養が多く含まれる土では、藻が発生しやすく、容器の中を緑色に汚す原因になります。
2.庭や公園から採ってきた土
庭や公園の土には、小さな虫などの生物が多くいますので、後々トラブルになる原因になります。
3.枯葉などの有機物を多く含む土
腐葉土など、有機物を多く含む土は、カビが発生する原因となります。
関連記事「苔テラリウムに藻が発生して緑色に汚れてしまう原因と対策まとめ」
道草オリジナル苔テラリウムSOILはこんな配合
赤玉土 ・ 富士砂 ・ 燻炭(くんたん) をバランスよく配合したものです。
(配合比率までは企業秘密で…
赤玉土
殺菌のため熱処理してある高品質のものを使用。多くのコケが好みやすい弱酸性で、栄養が乏しく、通気性の良い団粒構造。基本用土としてブレンドしています。
富士砂
溶岩の石が細かくなったもので、多孔質であるため、コケの仮根が絡みやすい構造です。
燻炭(くんたん)
容器内が酸性に偏りすぎないように、pH調整の役割と、コケから出る老廃物を吸着する浄化の役割をしています。
苔テラリウムに適した土については、こちらの動画も参考にしてください。
コケは石の上にも生える
コケの栽培には必ずしも土が必要なわけではなく、石に着生させて育てていくことも可能です。こんな栽培ができるのもコケの魅力ですね。
まとめ
苔テラリウム作製に必要な土。できるだけ清潔で使いやすいものを使用して、後々トラブルが起きないようにしたいですね。
苔テラリウム専用の土も販売されているので、そういったものを活用して作製するのがおすすめです。
苔テラリウムの育て方疑問・質問はこちらを参考にしてください。