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苔テラリウムのソーキング方法【メンテナンス解説】

テラリウムでコケを元気に育てるテクニックの一つ、ソーキングについて解説します。

ソーキングは簡単にいうと、テラリウムの水洗いです。調子の悪くなったテラリウムを改善させるのに有効なテクニックなので参考にしてください。

 

こんなときに苔テラリウムをソーキングしよう

水洗いメンテナンス

藻が繁殖して、土が汚れてきた

テラリウム内に窒素が蓄積すると、緑色の藻が繁殖しやすくなります。

藻が全体に広がってからだと、水洗いでは改善できず、ソイルの入れ替えが必要になってしまいます。藻の発生に気が付いたら早めに水洗いして、テラリウム内の窒濃度を下げるようにしましょう。

 

長く育てていて、コケの色が薄くなってきた

テラリウム内に不純物が溜まり環境が悪くなると、コケの緑が薄く(淡く)なってくることがあります。長期間育てているコケの色が薄くなってきたら、水洗いをしてみましょう。

 

水やりを忘れてチリチリに乾燥させてしまった

水やりを忘れて、完全に乾燥させてしまうと、霧吹きだけでは水を吸ってくれません。ソーキングしてコケにゆっくり吸水させましょう。

 

苔テラリウムをソーキングする2つの効果

1.老廃物や汚れを洗い落としてリフレッシュできる

テラリウムは植物から出る老廃物や汚れが溜まりやすい構造。長く育てているとその汚れが原因でコケの調子が悪くなることも。

苔テラリウム全体を水洗いして、リフレッシュさせると環境が改善します。

2.水をゆっくり吸水させることができる

コケは葉や茎など全体から水を吸収するため、完全に水没させることで効率的に吸水させることができます。

 

苔テラリウムのソーキング手順

1.水をゆっくりと入れる

テラリウムに水を灌ぐ

ガラスの壁面を伝わせるなどして、そっと注ぐようにしましょう。

勢いよく入れるとコケが崩れてしまうことがあるので気をつけてください。

 

2.30分間程度置く

ソーキング

30分間程度水を入れた状態でおき、ゆっくりコケに水を吸収させます。半日程度水没させておいても問題ありません。

 

3.水を抜き出す

メンテナンス水を抜く

容器を傾けて、水を流します。中が崩れそうな場合には、スポイトを使用して地道に抜き出す方が安心です。

特にレイアウトに石を使用しているときには、容器を傾けると崩れてしまうので気をつけてください。

水をこぼす

◆汚れがひどい場合には、この作業を2回繰り返します。

 

作ったばかりの苔テラリウムはソーキングしてはダメ

作りたての作品はコケの仮根が絡んでいないため、ソーキングすると崩れてしまいます。

作製から半年以上経って、仮根がソイルにしっかり絡んでから、ソーキング作業をするようにしましょう。


苔テラリウムのソーキング手順はこの動画も参考にしてください。

 

れくらいの頻度で水洗いしたらよい?

コケの色が薄い、土が汚れてきたと思ったらすぐにソーキングしましょう。

トラブルが起きていなくても、半年に一回くらい水洗いするとテラリウム内の環境をよい状態で保つことができます。

 

苔テラリウムのソーキングまとめ

●藻が生えたり、コケの色が淡くなったらソーキングをしてみましょう

●ソーキングは半年に一回程度

●作ったばかりの作品は崩れてしまうのでNG

 

 


苔テラリウムの育て方疑問・質問はこちらを参考にしてください。

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