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苔テラリウムを水洗いでリフレッシュしよう【メンテナンス解説】
テラリウムで育てているコケの色が淡くなってきた、ソイルが緑色に汚れてしまった。そのようなときには、テラリウムを水洗いしてリフレッシュしましょう。
今回は苔テラリウムの水洗いリフレッシュ方法を解説します。
水洗いで苔テラリウムをリフレッシュさせよう
テラリウムは植物から出る老廃物や汚れが溜まりやすい構造。長く育てているとその汚れが原因でコケの調子が悪くなることも。
苔テラリウム全体を水洗いして、リフレッシュさせると環境が改善します。
こんなときは水洗いしてみよう
・藻が繁殖して、土が汚れてきた
テラリウム内に窒素が蓄積すると、緑色の藻が繁殖しやすくなります。
藻が全体に広がってからだと、水洗いでは改善できず、ソイルの入れ替えが必要になってしまいます。藻の発生に気が付いたら早めに水洗いして、テラリウム内の窒濃度を下げるようにしましょう。
・長く育てていて、コケの色が薄くなってきた
テラリウム内に不純物が溜まり環境が悪くなると、コケの緑が薄くなってくることがあります。長期間育てているコケの色が薄くなってきたら、水洗いをしてみましょう。
コケの色が、茶色くなるのは別の原因が考えられます。茶色くなってしまったコケのトリミング方法はこちらの記事をご覧ください。
関連記事「どうする?伸びすぎたコケ、茶色くなったコケ、苔テラリウムのトリミング方法」
どれくらいの頻度で水洗いしたらよい?
トラブルが起きていなくても、半年に一回くらい水洗いするとテラリウム内の環境をよい状態で保つことができます。
作ったばかりの苔テラリウムは水洗いしてはダメ
作りたての作品はコケの仮根が絡んでいないため、水洗いすると崩れてしまいます。
作製から半年以上経って、仮根がソイルにしっかり絡んでから、水洗い作業をするようにしましょう。
苔テラリウムの水洗い手順
1.水をゆっくりと入れる
ガラスの壁面を伝わせるなどして、そっと注ぐようにしましょう。勢いよく入れるとコケが崩れてしまうことがあります。
2.30分間程度置く
30分間程度水を入れた状態でおき、ゆっくりコケに水を吸収させます。エアプランツでおこなうソーキングのような効果があります。
3.水を抜き出す
容器を傾けて、水を流します。中が崩れそうな場合には、スポイトを使用して地道に抜き出す方が安心です。
特にレイアウトに石を使用しているときには、容器を傾けると崩れてしまうので気をつけてください。
◆汚れがひどい場合には、この作業を2回繰り返します。
苔テラリウムの水洗い手順はこの動画も参考にしてください。
苔テラリウムの水洗いまとめ
●藻が生えたり、コケの色が淡くなったら水洗いをしてみましょう
●水洗いは半年に一回程度
●作ったばかりの作品は崩れてしまうのでNG
苔テラリウムの育て方疑問・質問はこちらを参考にしてください。