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イチョウウキゴケの育て方|水に強いコケ
水に浮いて生活しているコケを知っていますか?
その名もイチョウウキゴケ。葉の形が銀杏の葉のようで可愛らしい苔です。
今回は、イチョウウキゴケをテラリウムで育てるときのコツについて解説します。
イチョウウキゴケはどんなコケ?
イチョウウキゴケは苔類(たいるい)というゼニゴケに近い仲間。形をよく見ると確かに似ているかも。
普段は水田など水のある所に浮いた状態で生活しています。水がない時期には、土のうえでも育つこともできます。寒い地域では一年生で、暖かな地域では越冬します。
除草剤や農薬の使用などにより生息環境が悪化し、近年では生息地域が減少、絶滅危惧種に指定されている地域も多数あります。
栽培は比較的容易で増えやすく、金魚鉢や水槽で育てている人もおり、増殖されたものがアクアリウムショップなどにも流通しています。
イチョウウキゴケの育て方
イチョウウキゴケを室内で栽培するときのポイントを解説します。
イチョウウキゴケを育てる準備
・ガラス容器の底にアクアリウム用SOILを敷き、容器の8分目くらいまで水を入れます。用意する容器は、口が広く蓋がついていないものがおすすめ。
・イチョウウキゴケを軽く水洗いし浮かべます。増えていきますので、水面の3割程度までの量にしておきましょう。
イチョウウキゴケの栽培ポイント
光は強めに!
コケの中では明るめの光を好みます。暗いと細く育ちイチョウのような形にならないので注意。
出窓などに置くか、LED照明を使って十分な光をあててあげるようにしましょう。
水換えは?
小さな容器で育てる場合、水が傷みやすいので2週に一回程度水を入れ替えるようにしましょう。
水道水をそのまま使用しても大丈夫です。特に水の温度が高くなりやすい夏は水が傷みやすいので注意してください。
肥料は必要?
ゼニゴケの仲間であるイチョウウキゴケは、コケの中では養分を必要とするタイプです。ハイポネックスなどの液体肥料を薄めて水に入れると成長がよくなります。
濃い肥料が入ると藻の発生を助長してしまうので、育てている水に加える場合には10,000倍程度の濃度に希釈して使用します。
藻の発生が気になる場合には、1,000倍程度に薄めた液体肥料を霧吹きでかける方法もあります。
イチョウウキゴケの育て方:まとめ
イチョウウキゴケは生長がはやい種類のコケ。うまく育てると一年で4倍程度の量に増えます。
土に植えて育てる苔テラリウムとはちょっと違いますが、水に浮いて育つ姿は涼しげです。ぜひ挑戦してみてください。
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