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撒き苔法による苔(コケ)の増やし方【解説】

撒き苔法(まきごけほう)によるテラリウムでのコケの増やし方について、詳しく説明します。

撒き苔とは?

コケ植物は、葉っぱ一枚からも自分の体を再生するという能力を持っています。この特性を活かしてコケを増やす方法を、撒き苔法といいます。

撒き苔は、造園用のコケを栽培するときにも、一般的に用いられる方法です。造園用栽培圃場では、コロニー状に増殖したコケをバラバラにして、土や不織布の上に撒き増殖させています。

 

テラリウムでの撒き苔

テラリウムの中では、コケを更にバラバラにして、葉っぱ一枚・茎一本の単位で使用していきます。

こうすることによって、苔テラリウムで使いやすい、繊細で均一なコケを再生することができるのです。

再生効率や、再生しやすい部位は、コケの種類ごとで異なります。今回はタマゴケをテラリウム内で撒き苔して、増やす方法について解説していきます。

 

作業手順

撒きゴケ

1、タマゴケを一本取り出し、茎に沿ってハサミを入れ、葉を切り落とします。これを繰り返し、必要な分のタマゴケの葉を採取します。

茶色くなった葉は再生しないので、緑色の葉のみを使用します。

撒きゴケ

2、容器に苔テラリウム用SOILを入れて、水で良く湿らせます。

撒きゴケ

3、ピンセットで摘み、SOILの上に均一になるように撒いていきます。

撒きゴケ

4、軽く霧吹きで湿らせて、フタをしめて完成です。

※.タマゴケの茎を入れても再生しますが、葉よりも太い新芽が出てくるので、均一な大きさのタマゴケを再生させたい場合は、丁寧に仕分けた葉のみを使用します。

 

経過観察

30日後

見た目にはあまり変化はありませんが、ルーペで観察すると、葉から糸状の仮根が出てきています。

 

60日後

小さなタマゴケの新芽が出始めました。

 

90日後

だいぶ、コケらしい形になってきました。

 

180日後

新芽が成長し、徐々に容器の中を埋め始めています。

始める時期によっても、成長する速度は異なりますが、約半年くらいで、見た目に良い状態まで成長します。

 

まとめ

いかがでしたか? 簡単に増えるわけではありませんが、葉一枚から時間をかけてコケが再生していく様子は、観察しているととても面白いです。

夏休みの自由研究には、ちょっと時間がかかりすぎるかもしれませんが、大人の自由研究として、チャレンジしてみてはいかがでしょうか?

 

●他のコケの増やし方については、こちらの記事をご覧ください。

コケの増やし方まとめ

 

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