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コケの増やし方—まき苔でコケを増やす方法—【育て方解説】

コケはどのようにしたら、増やすことができるのでしょうか? 苔テラリウムで育てているコケを増やすための「まき苔」というテクニックについて解説します。実験のようにコケを増やしていくことができるので、是非チャレンジしてください。

 

コケを増やすテクニック「まき苔」とは?

まき苔

コケ植物は、葉っぱ一枚からも自分の体を再生するという能力を持っています。この特性を活かしてコケを増やす方法を、まき苔法といいます。

まき苔は、造園用のコケを栽培するときにも、一般的に用いられる方法。造園用栽培圃場では、コロニー状に増殖したコケを一度バラバラにして、土や不織布の上にまき増殖させています。

コケをバラまいておけば、増えるというと簡単そうですが、コケは成長がゆっくりなので、販売できるようなサイズになるには1~3年程度かかるそうです。

 

「まき苔」でテラリウムにコケを増やす

このテクニックを応用するとテラリウムの中でもコケを増やすことができます。

テラリウムの中で増やすには、コケを更にバラバラにして、葉っぱ一枚・茎一本の単位で使用していきます。こうすることによって、苔テラリウムで使いやすい、繊細で均一なコケを再生することができるのです。

再生効率や再生しやすい部位は、コケの種類ごとで異なります。いろいろ実験してみると面白いですよ。

 

テラリウムでの「まき苔」作業手順

今回は「まき苔」で増えやすいタマゴケを使って、作業手順を解説していきます。

撒きゴケ

1.葉を刻む

タマゴケを一本取り出し、茎に沿ってハサミを入れ、葉を切り落とします。これを繰り返し、必要な分のタマゴケの葉を採取します。

茶色くなった葉は再生しないので、緑色の葉のみを使用してください。

※タマゴケの茎を入れても再生しますが、葉よりも太い新芽が出てくるので、均一な大きさのタマゴケを再生させたい場合は、丁寧に仕分けた葉のみを使用します。

 

撒きゴケ

2.SOILを敷き、湿らせる

容器に苔テラリウム用SOILを2cmくらい入れて、水で良く湿らせます。

 

撒きゴケ

3.ピンセットをつかってまく

ピンセットで摘み、SOILの上にまいていきます。できるだけ、塊にならないよう均一にまくのがポイント。

 

撒きゴケ

4.霧吹きで湿らせる

霧吹きで湿らせて、フタをしめて完成です。普通の苔テラリウムと同様に明るい室内に置き、乾かないように水を与えながら育てていきましょう。

 

経過観察

「まき苔」から30日後

見た目にはあまり変化はありませんが、ルーペで観察すると、葉から糸状の仮根が出てきています。

「まき苔」60日後

小さなタマゴケの新芽が出始めました。


拡大するとこんな感じ。葉の端から新芽と仮根が出てきます。(写真はホソバオキナゴケ)

 

「まき苔」90日後

だいぶ、コケらしい形になってきました。ここまで育つと立派なタマゴケの形をがわかります。

「まき苔」180日後

新芽が成長し、徐々に容器の中を埋め始めています。

始める時期によっても、成長する速度は異なりますが、約半年くらいで、見た目に良い状態まで成長します。

 


作業手順は動画にもまとめてありますので、あわせて参考にしてください。

 

「まき苔」でコケを増やす方法まとめ

まき苔

●コケを刻む

●SOILにまく

●育て方は普通の苔テラリウムと同じ

●増えるまでじっくりと待つ

いかがでしたか? 簡単に増えるわけではありませんが、葉一枚から時間をかけてコケが再生していく様子は、観察しているととても面白いです。

夏休みの自由研究には、ちょっと時間がかかりすぎるかもしれませんが、大人の自由研究として、チャレンジしてみてはいかがでしょうか?

この「まき苔」テクニックはコケの着生にも応用できるので、是非覚えてください。

 

●他のコケの増やし方については、こちらの記事をご覧ください。

コケの増やし方まとめ

 


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