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通気のある容器を使った苔テラリウムの育て方

苔テラリウムの容器は、「密閉容器」「通気のある容器」の2タイプがあります。それぞれ水やりのタイミング・育て方のポイントが異なります。

今回は「通気のある容器」で苔テラリウムを育てるときのポイントとその特徴・メリット・デメリットについて解説します。

 

 

 

「通気のある容器」とは?その特徴は?

通気のある容器

容器のフタと本体の間に隙間があり、適度に空気の入れ替わりがある容器を「通気がある容器」と呼んでいます。

空気が適度に入れ替わり、湿度が高くなりすぎないため、コケが徒長しにくくなります。密閉容器では育てにくい種類のコケも育てられるので、育てられるコケの種類が増えます。

〇コケが徒長しにくくなる

〇育てられるコケの種類が増える

 

「通気のある容器」のデメリット

デメリット

空気の入れ替わりがあるため、密閉容器に比べると乾きが早く、マメなお手入れが必要になります。

特に夏冬エアコンを使用している時期は、乾きが早いので注意が必要です。

あまり手間をかけられないという人には、基本の密閉容器をおすすめしています。

●乾きが早くなるのでマメなお手入れが必要

 

通気はどれくらいがよい?

隙間の広さ

フタと本体の間に1-2㎜くらいの隙間があるのがベスト。隙間が大きすぎるとテラリウム内の湿度を保つことができなくなってしまいます。

テラリウムは容器の中に湿度を保つのがポイント。空気が入れ替わればよいわけではないのです。湿度を保ちつつ、空気が入れ替わる適度なバランスが重要になります。

 

通気のある容器での苔テラリウムの育て方

基本の水やり

霧吹き

コケの表面が乾いてきたら霧吹きで与えます(週に一回が目安)。コケや石など全体がしっかり湿るように与えましょう。

通気がある容器の場合、置き場所の環境によって乾きが異なります。日々観察してコケの乾き具合をチェックするようにします。

 

SOIL(土)が乾いてきたら

水足し

底のSOIL部分が乾いてきたら、水差しなどを使って水を足し、SOILが湿った状態を保つようにします(月に一回が目安)。置き場所の環境によって乾き具合が異なります。SOILが乾いていないかよく観察しながら育てましょう。

 

底に水が溜まらない程度に、湿っている状態がベストです。水が入りすぎてしまったときには、スポイトを使って抜き取ります。

 

乾きすぎるときには

フタを逆さま

道草で販売している「通気があるタイプの容器」は、フタを逆さにすると密閉容器になります。エアコン使用時、長期外出時など、極端な乾きが心配なときにはフタを逆さにし、密閉状態が育てるようにします。

 

換気は必要なし

換気の必要なし

常に空気が入れ替わっているため、フタを開けて換気する必要はありません。

 

置き場所

置き場所

室内の明るい場所におきましょう。一日8-10時間程度明るい場所が最適です。

コケは意外に明るさを必要とします。薄暗い室内では光合成ができず、うまく育てることができません。1,000‐2,000lux程度の明るさがベスト。スーパーマーケットの店内の明るさをイメージしてください。

 

明るさが足りないときはLED

LED

室内に十分明るい場所がないときには、LED照明を使います。植物用のLED照明はコケの生育に適した波長の光が出ており、美しく鑑賞することができます。

光不足と感じたときには、できるだけLED照明を使うことをおすすめします。LEDで育てる場合はタイマーなどを使って、一日8-10時間点灯しているようにセットしましょう。

 

通気のあるタイプの苔テラリウム容器まとめ

まとめ

〇徒長しにくく、育てられる種類が増えるのがメリット

〇通気用の隙間はフタと本体の間1-2mmがベスト

〇密閉容器より、乾きが早くなるので、マメなお手入れが必要

 

 


苔テラリウムの育て方疑問・質問はこちらを参考にしてください。

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