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苔テラリウムに必要なツール・道具まとめ
今回は、苔テラリウムづくり・苔テラリウム栽培に必要なツールを解説します。
苔テラリウムづくりは細かな作業なので、道具ひとつで作りやすさが全然違うもの。ピンセットやハサミなどの必須ツール以外にも、道草で実際に使っている”あったら便利なもの”をご紹介します。
「苔テラリウム作製に必須の道具」「苔テラリウム栽培・メンテナンスに必須の道具」の2つに分けてご紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。
どのようなツールを揃えたらよいのか、迷っている方は是非この記事を参考にしてくださいね。
苔テラリウムを作るのに必要なツール・道具
まずは、苔テラリウムづくりに必要な道具です。100円ショップのハサミやピンセットを使うこともできますが、使いやすい道具を使った方が作製作業をスムーズに行うことができます。
1.ハサミ【直タイプ】
苔テラリウム作りは細かな作業なので、先端が細いものがおすすめ。常に湿った状態で使用するので、ステンレス製の錆びにくいものを選びましょう。
道草でおすすめしているハサミは、先が細く丈夫で耐久性がある医療用のハサミです。
作製用には刃先がまっすぐのハサミ
作製の際は、刃先が反っている【曲タイプ】よりも、コケの底面を揃えて切ることができるまっすぐな【直タイプ】の方が使いやすいです。作製用に使う場合は、刃先がまっすぐの【直タイプ】を購入しましょう。
2.ピンセット
コケを1本1本つかめる、先の細いピンセットを選びましょう。基本はまっすぐなタイプのピンセットを使用します。材質はステンレス製の錆びにくいものがおすすめ。
先端が曲った曲タイプは、角度のある場所や、狭い場所の植え付けに使います。はじめは必須ではありません。
深さのある容器に植え付けるときには、長さの違うピンセットを何本か用意しておくと便利です。道草では長さ165㎜のピンセットを基本で使用して、用途別に190・250・300mmと長さの違うものを用意しています。
まずは、165㎜のまっすぐなピンセット1本あれば大丈夫です。
ピンセットは抜けがポイント
先端にギザギザがあるタイプのピンセットは、SOILから引き抜くときに、植え付けたコケがピンセットについてきてしまう欠点があります。
先端が平らなタイプのピンセットなら、SOILに植え付けたときの抜けがよく、スムーズに植え付け作業することができるのです。
ピンセットは苔テラリウム作製でもっとも重要な道具です。一番こだわって選ぶようにしましょう。
3.その他、あったら便利な道具たち
必須ではないけれど、あったら便利な道具を紹介します。
ミクロスパーテル
指が届かないような深さのある容器への植え付けや、狭い場所にコケを植え付けるとき、コケを押さえるのに便利。へら状になっている側でコケを押さえます。
筆(フデ)
SOILや化粧砂をならすのに使います。必須ではないですが、あると便利な道具です。細部まで美しい苔テラリウムを目指す人は揃えておきましょう。
スポイト
水が多く入りすぎたとき、容器の中から水を抜き出すのに使用します。水が溜まっているとコケが傷んでしまうことがあるので、水が溜まってしまったときには、スポイトで抜いておきましょう。
5mlくらいのサイズのものが使い勝手が良いです。
洗浄瓶
SOILを湿らせるのに使います。ジョウロでは水が入りすぎてしまうので、少しずつ水が出せる洗浄瓶は重宝します。
大型のテラリウムには水やり用としても使用することができます。
回転台
テレビを置くための回転台です。大きいサイズのテラリウムを作製するときに使うと簡単に向きを変えることができるので、とても役に立ちます。
盆栽の人が使う本格的な回転台もありますが、道草ではこのテレビ用回転台を使用しています。
10cm以下の小型の苔テラリウムを作るときには使用しないので、大きめの作品にチャレンジするときに揃えるとよいでしょう。
苔テラリウムを育てるのに必要なツール・道具
次は、苔テラリウムを育てるときに必要な道具の紹介です。
1.水やり用霧吹き
水やり用の霧吹きは必須アイテム。コケ全体にかかるようにミストの細かいものがおすすめです。大型の容器で栽培するときには、先ほど紹介した洗浄瓶を併用してください。
2.トリミング用ハサミ【曲タイプ】
トリミング用のハサミは刃先が反った【曲タイプ】が便利。曲タイプを使うと狭い容器内でも作業しやすいです。
容器の深さにあわせて、長さの異なるものを用意するとよいでしょう。道草では160㎜のハサミを基本に使用しています。
周辺の道具類・番外編
番外編として、今回紹介したツールとあわせて使うとオシャレに作業ができる容器やツールスタンドを紹介します。
1.ツールスタンド【無印良品】
ピンセットやハサミを収納しておくツールスタンド。無印良品のステンレス製ペン立てを利用しています。無印らしいシンプルなデザインで、ステンレス製のツールとの相性も抜群。
内側の底にクッションが入っているので、ピンセットやハサミの先端を傷めてしまうこともありません。
2.万能壺
ステンレスの蓋がついた万能壷とよばれる容器です。病院にいくと小さな綿などが入れてあったりしますね。
テラリウムの装飾に使用する砂や砂利を入れて使っています。サイズもいろいろあるので、保存しておきたい砂の量にあわせて使い分けしてもよさそう。
いい雰囲気の理化学容器に入れておくだけで、購入してきた袋のまま保管しておくよりも気持ちが上がりますよ。
3.ステンレスのトレー
作製するとき、コケを入れておくためのトレーです。トレーの中で作業すれば、ゴミや土で机を汚さずに作製できます。デザイン上の好みですが、アルミニウム製よりステンレス製の方がカッコいいです。
こちらも無印良品で購入したもの。ホームセンターやニトリなどでも類似品が購入できます。
4.薬さじ
化粧砂を敷くときに便利。ステンレス製の薬さじが使いやすいです。
苔テラリウムに必要な道具・ツールまとめ
色々な道具を紹介しましたが、まずは【ピンセット・ハサミ・霧吹き】この3点からで良いので、使いやすいものを揃えてみましょう。
使いやすい道具なら、植え付けのストレスもなし。テラリウムのデザインに集中することができます。美しい苔テラリウムを作るには、良い道具からですね。
これから苔テラリウムを始めるという方は、この記事が道具購入の参考になれば幸いです。
今回紹介した道具・ツールの多くは道草のオンラインショップでもご購入いただけますので、ぜひご利用ください。
迷ったら、苔テラリウムに必要な道具が全て揃う【メンテナンスツールセット】
迷ったら、苔テラリウム作製に必要な道具が全て揃うメンテナンスツールセットがおすすめです。
ピンセット・ハサミ・霧吹き・洗浄瓶・筆・スポイト・ミクロスパーテル の7点が入っています。
●ブログ記事の内容は動画にもまとめてあります。こちらもあわせて参考にしてください。
苔テラリウムの育て方疑問・質問はこちらを参考にしてください。