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コケ展『こけティッシュ苔ニューワールド』見てきました【茨城県自然博物館】

ミュージアムパーク茨城県自然博物館で開催中(2022.2.6まで)の企画展「こけティッシュ苔ニューワールド!」。コケ好きな皆様はもうチェックされているでしょうか。

おそらく、国内最大のコケ展です。内容は盛りだくさん!コケに興味のある方は是非見に行っていただきたい充実の展示となっています。

私もさっそく先日見に行ってきたので、ご紹介したいと思います。

 

こけティッシュ苔ニューワールド!どんな展示?

身近に生育しているのに、多くの人が見過ごしている「コケ」。しかし、コケはその小さなからだの中に驚くべき精巧なつくりと美しさを秘め、地球の生態系でも大きな役割を果たしています。知られざるコケの魅力を余すところなく紹介すべく、前回(2013年)のコケ展からパワーアップした、新たなコケの世界をみなさまにお届けします!(>企画展概要より

 

茨城県自然博物館では2回目の開催となるコケの企画展です。

コケ展というだけあってコケ一色の展示で、コケの基本的な生態の話から、たくさんの標本展示、映像作品やテラリウムの展示、コケを利用する生きものや虫の話、コケと人間との関わりの歴史…などなど、苔ジャンルのありとあらゆるものが大集合。

眺めるだけでもキレイですが、キャプションまでじっくり読み込めばかなり専門的なコケの知識も満載。知らなかったコケの魅力に気付けるはずです。

前回の企画展にも行かれた方は、会場に登場する苔キャラクターの成長具合もチェックしていただきたいところ。

館内の展示を見たあとは、苔マップをもらって屋外へ。自然博物館には東京ドーム3.5個分の野外施設があり、野外のコケを観察することもできます。苔マップを持って自然の中を歩けば、1日たっぷり楽しめること間違いなしです。

 

こけティッシュ苔ニューワールド!3つのみどころ

1.圧巻の苔壁

コケウォール

展示の中で一番目を引くのは高さ3m 幅6mの巨大な苔壁。壁の下地は道草がテラリウムでも使っている活着君なんだそうです。大きくても小さくても活着君は苔壁の役に立つのですね。

 

2.美しく、高精細な映像作品の数々

コケの映像作品

コケが胞子を飛ばす様子や、受精の様子など、肉眼では目にすることができない貴重な映像が満載。展示各所に映像作品があり、ゆっくり楽しむことができます(映像作品は全部で23点)。撮影禁止のものもあるので、是非実際に見ていただきたいです。

 

3.世界最大のコケ

世界最大のコケ、ドウソニア・スペルバの標本展示。何しろコケとは想像できないくらい大きいの。日本産だとコウヤノマンネングサなんか、すごい大きいなと感じるのだけど、全然比じゃない大きさです…

いつか原生地に見に行ってみたいですね。

 

こけティッシュ苔ニューワールド!展示協力しています

苔テラリウム
展示協力

道草でもテラリウムやフォトスポット、動画などで展示協力しています。

フォトスポット
フォトスポットでコケの世界に入り込んで記念写真を撮っていただきたい。

 

他にもいろいろなコケ業者や、研究者がコケ展にかかわっていて、コケ研究の今がわかります!

 

こけティッシュ苔ニューワールド!概要

 

コケ展

開催概要・期間

ミュージアムパーク茨城県自然博物館

2021年10月16日~2022年2月6日
午前9時30分~午後5時まで(入館は午後4時30分まで)

休館日:月曜及び年末年始(12月28日~1月1日)

 

入場料は?

茨城県自然博物館への入館料がかかります。

一般750円 70歳以上370円 高校・大学生460円 小・中学生150円
※詳しくは、公式サイトを確認してください。

 

土・日・祝日は事前予約制

感染症対策のため、土・日・祝日は事前予約制となっています。

>>事前予約ページはこちら

 

ミュージアムパーク茨城県自然博物館への行き方

所在地

〒306-0622 茨城県坂東市大崎700
TEL:0297(38)2000 FAX:0297(38)1999

>>詳しいアクセスはこちら

 

車で行けば東京から約1時間ほど。

電車の場合は、

1.つくばエクスプレス「守谷」駅からバス30分+徒歩10分

2.東武アーバンパークライン「愛宕」駅からバス15分+徒歩15分

ただし、1のバスは1日に3~4本、2のバスは1時間に1本程と数が少ないので、事前に時刻表をチェックすることをおすすめします(アクセスページに時刻表へのリンクがあります)。

バスの本数が少ないので、コケ友達2~3人でタクシーを乗り合わせて行くのもいいかもしれません(守谷駅から3000~4000円くらいだそう)。

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とにかく見どころ満載の「こけティッシュ苔ニューワールド」。ちょっと遠いけれど、コケ好きならば是非とも見ていただきたい内容です。ぜひ時間を作って足を運んでみてください!

 

 

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