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シダとコケを溶岩石に着生させる方法
シダとコケを溶岩石に着生させる方法を紹介します。
土を一切使わず、直接石に着生させるテクニックです。自然に近い風情のある作品ができあがりますよ。
シダを溶岩石に着生させる
① 溶岩石を水に浸ける
まず、着生させたい溶岩石を5分間水につけておきます。
② シダの土を洗い落とす
シダを育成ポットから取り出し、水で土を洗い流します。
洗ったシダの水分は軽く拭き取っておきましょう。
③ シダを消毒する
シダは殺菌剤(ベンレート)を使って消毒しておきます。ベンレート液の中で振り洗いするようにして、シダ全体を消毒しておきましょう。
④モビロンバンドを使って、シダを石の上に固定する
水につけておいた溶岩石を取り出し、シダを載せます。
シダの根を広げて、石の平らな面に載せましょう。
シダの根をモビロンバンドで固定していきます。
モビロンバンドを数本使って、シダを固定しましょう。
コケを溶岩石に着生させる
今回は、8種類のコケを用意しました。
こんもり成長するタイプは、アラハシラガゴケ、タマゴケ、ホソバオキナゴケ。
横に這うタイプは、コツボゴケとツルチョウチンゴケ。
少し背丈が高くなるコケは、ホウオウゴケ、クジャクゴケ、ヒロハヒノキゴケ。
シダの根に絡めるように、ピンセットでコケを植えていきます。
アラハシラガゴケは、先端の緑色の部分のみを切り離して使っています。先端だけを使うことで、コケから仮根が出やすくなります。こんもりするタイプのコケが根を覆うことで、シダに必要な水分を蓄える役割をします。
這うタイプのコケは1本ずつ取り出して。アラハシラガゴケに挿すように植えるか、モビロンバンドで挟んで固定しましょう。
ホウオウゴケやクジャクゴケは、直接モビロンバンドに挟んで固定します。
羽を広げたクジャクのような、クジャクゴケ。
ホウオウゴケは自然の状態でも下向きに生えていることが多いですね。
ホソバオキナゴケは少しずつ岩の上に載せていきましょう。
コケが乾くと崩れやすいので、霧吹きで湿らせながら作業してください。
着生するまでの管理方法
ガラスの水槽に砂利を入れて水差しで全体を湿らせたあと、着生させた溶岩石を砂利の上に置きます。湿らせた砂利を敷くことで、容器内の湿度を保ちやすくなります。
ふたを閉めて湿度を保ち、植物が着生するのを待ちましょう。
明るさが足りない場合、LEDを使って一日8時間光をあてます。(明るさの目安1,000-1,500lx)
石が乾かないように、霧吹きで水分を補います。容器内の湿度を保つため、砂利は常に湿った状態に保つようにしましょう。
コケの仮根が伸びてくるまで約1ヶ月間は乾きやすいので要注意。よく観察しながら水を足します。
60日後…着生石が完成しました!
シダと苔の着生石を作ってから、60日経ちました。シダもコケもしっかりと着生していて、少し引っ張っても取れることはありません。
モビロンバンドを外します。
コケの仮根がしっかりと石に活着しています。
5分ほど水につけて、汚れや老廃物を洗い落としましょう。
完成した着生石はこちら。
小さな容器で1個ずつ育てることもできます。
シダやコケの組み合わせを変えて、自分の好きな着生テラリウムに挑戦してみてくださいね。
その後の管理方法
着生石のその後の管理法については、こちらの動画も参考にしてください。
材料紹介
【材料】
・溶岩石Msize
・黒砂利
・ガラス容器 25x16cm水槽
・ガラス容器 シリンダーL
・モビロンバンド
・GFベンレート 水和剤
【植物】
・ヒメカナワラビ
・アジアンタム
・ドリオプテリス ペダータ
・ラストレオプシス・ミクロソラ
・タマゴケ
・ヒロハヒノキゴケ
・ホウオウゴケ
・アラハシラガゴケ
・ホソバオキナゴケ
・コツボゴケ
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シダとコケを溶岩石に着生させる方法【動画解説】
今回の記事はYouTube動画で詳しく解説しています。あわせて参考にしてください。わからないことは、YouTubeのコメント欄から質問してください。
苔テラリウムの育て方疑問・質問はこちらを参考にしてください。