イベントレポート

【樹海コケさんぽ＆コケまき祭】開催しました（2023年7月）

2023年7月2・3日、「樹海コケさんぽ＆コケまき祭」を開催しました。

全国からコアなコケ好きが集まった、密度の濃いイベントになりました。今回は2日間のイベントの様子をレポートします！

まずは樹海コケさんぽへ

待ち合わせは樹海の入り口、剗海（せのうみ）神社の鳥居前。スタッフも合わせ30名近くの大所帯です。

樹海といえど、きちんと整備された道なので全然怖くありませんよ。

森の中のゆるやかな道を、目的地の竜宮洞穴へ向けて散策します。

美しいムチゴケ！

樹の幹に群生していた見事なクジャクゴケ。

先頭にガイドはいるものの、みんな立ち止まったり写真を撮ったり。

参加者みんなコケ好きなので、教えあったり、情報交換したり、話もはずんでいるようです。

竜宮洞穴は、樹海のなかにある溶岩洞穴のひとつ。夏でもひんやりと冷たい空気が溜まっているため、標高の高い場所にしか生えていないコケを見つけることもできます。

美しいイワダレゴケ！

帰り道、何やらみんなが激写しています。その正体は…？

虫の死骸に生える、冬虫夏草の一種。目ざとく見つけたガイドさん、さすがです。

約2時間ほどの散策を終え、コケ散歩は終了。次は場所を移動して、夜のイベントです！

イベント会場になったのは、山中湖畔にある「Moss Camp Field（モスキャンプフィールド）」。

名前にMossと付けてしまうくらい、コケと親和性の高いオーナーさんが運営するキャンプ場です。

夜はお楽しみの交流会。BBQを楽しみながら、コケ好き同士で話がはずみます。

温室内にあるBBQ場なので、雨が降っても安心。

自己紹介コーナーのひとコマ。プロジェクターがあるのでちょっとした発表会もできそうかも？

翌朝、いよいよ裏のメインイベント「コケまき祭」！

気合を入れて法被も用意しました！

モスキャンプフィールドさんの駐車場にある、カッコいい水タンク。このまわりの砂利の部分を、コケでいっぱいにしてやろうという計画です。

1人一袋、まきゴケ用のスナゴケが手渡され、思い思いにまいていきます。

苔まみれになーれ！

最後にみんなで水をまき、コケの定着を祈ります。

オーナーが気を利かせてかけてくれた『山中湖音頭』で、祭は最高潮の盛り上がりに。

ちなみに、半年前にテストでまいたスナゴケはちゃんと定着していました。日当たりが良いのでスナゴケにはぴったりの環境だと思います。

最後に、モスキャンプフィールドの中を散策。まだまだコケを見足りない様子のみなさんでした。

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自分がまいたコケが定着したのか？キャンプ場に確認に行くのもいいですね。

コケまき祭は毎年企画したいと思っているので、毎年厚みを増していく駐車場のコケを楽しみにしていただければと思います。