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ミニコルク着生ランの育て方・飾り方解説
着生ランはコケと同じく空気が湿った場所を好む植物。テラリウムとの相性が抜群です。
今回は可愛いミニコルクに着生させたランの楽しみ方と、コケを使ったアレンジ方法を解説します。
ミニコルク着生ランとは?
8cm前後の小さなコルクに小型の着生ランを着生させた、群馬県北軽井沢のラン屋『北軽ガーデン』さんの商品です。
なんといっても、かわいいサイズ感とランの種類によって色々な形や花を楽しむことができるのが魅力。
ここでは一般的なご家庭で育てやすい、特に丈夫な種類を6種類紹介します。ぜひ、好みの種類を見つけてください。
エピデンドラム ポーパックス Epi.porpax
カシノキラン Gastrochilus japonicus
オーニソセファルス Ornithocephalus
ポダンギス・ダクティロケラス Podangis dactyloceros
カデチア フニフォルミス Cadetia funiformis
マスデバリア エリナセア Masd.erinacea
ミニコルク着生ラン 基本の育て方
水やり・置き場所・光の強さなど、ミニコルク着生ランの基本的な育て方を解説します。
ガラスケースで育てよう
着生ランは湿気を好むので、ガラス容器の中でテラリウム栽培にするのがおすすめ。
容器に入れずに育てることもできますが、小さなミニコルク着生ランはすぐに乾いてしまうため、容器外で育てるのは難易度が高めです。
ミニコルク着生ランにおすすめのガラス容器
直径10㎝前後、高さが15cm以上ある容器が使いやすいです。大きな容器で複数個まとめて管理することも可能。
おすすめガラス容器(左:円柱ベース100 右:フィット100x100High)
水やり
週に一度、霧吹きで水を与えます。コルクやランの根がしっかり湿るように与えましょう。
極端に乾いてしまったときには、30分間程度水に沈めるソーキングを行います。
底に砂利を仕入れ湿らせておくと、容器内の湿度が安定します。
冬の水やりポイント
最低温度が15℃以下になると、植物の活性が落ち、水をあまり吸わなくなります。15℃以下で育てる場合には、ランがしっかり乾いてから水をかけるように、水やりのペースを落としましょう。
肥料
観葉植物用の液体肥料を規定の倍率で薄め、春と秋にそれぞれ2回ずつ霧吹きを使って与えます。
置き場所・光の強さ
着生ランを育てる光の強さは2,000ルクス前後。コケと同様、LED照明のみで栽培可能です。
自然光で育てる場合、日射しに当ててもいいのは朝日の時間のみ。日中~夕方の直射日光に当てると光が強すぎて、ランが日焼けを起こしてしまいます。
ミニコルク着生ランにコケを着生させる
ミニコルク着生ランにコケを着生させてアレンジすると、さらに可愛らしい作品に変化します。
コケと着生ランは同じような環境に生えているので、一緒に育てることができるのです。
コケを着生させる手順
ミニコルク着生ランについている水苔部分に、コケを挿すようにして植えます。
ランの根の隙間や株もとに挿しておくことも可能です。
このとき、水苔をよく湿らせておくと、コケを挿しやすくなります。
約一ヶ月でコケの仮根が生え、しっかりと着生します。それまでの間はあまり動かさないようそっとしておきましょう。
コケを着生させた場合も基本の育て方は同じです。ガラス容器の中でテラリウムとして育てましょう。
着生ランとコケのテラリウムを楽しもう
コルクに着生したランは、テラリウムで育てやすく、花も楽しむことができます。慣れてきたら、自分で流木やコルクに着生させるのも楽しいですよ。
ランを流木やコルクに着生させる方法はYouTubeチャンネルで解説していますので、参考にしてください。