記事一覧Post
- 記事一覧
- 北八ヶ岳苔テラリウム夏合宿2025開催レポート
イベントレポート
北八ヶ岳苔テラリウム夏合宿2025開催レポート

2025年8月30日~31日に開催したイベント、『北八ヶ岳苔テラリウム夏合宿』の様子をレポートします。
北八ヶ岳苔テラリウム夏合宿は、北八ヶ岳の山小屋・麦草ヒュッテとのコラボ企画。
大自然からコケの生態を学び、山小屋のゆったりとした時間で苔テラリウムをつくる大人の合宿です。
苔の聖地・北八ヶ岳の森

北八ヶ岳、麦草峠は標高2,100m。
夏でも涼しく、高山植物の咲く草原や、コケの森を散策することができます。
国道299号線沿いにあるため、自家用車やバスでアクセスできるのも良いところ。会場となった麦草ヒュッテは、朝東京を出発すればお昼前に到着することができます。
八ヶ岳登山のスタート地点になるものこのあたり。登山客も多いエリアです。
麦草峠周辺で見ることができるコケ植物
標高2000m以上なので、亜高山帯と呼ばれるエリアに自生する大型の蘚類が見どころ。
ルーペを使わなくても判別できるくらい大型のコケがたくさんあって、テンションが上がります。コケ観察初心者にもありがたいですね。
今回は、セイタカスギゴケにたくさんの胞子体が付いているのを見ることができました。季節ごとでコケの見どころが変わるのも面白いところです。
セイタカスギゴケ
コセイタカスギゴケ
フジノマンネングサ
イワダレゴケ
ムツデチョウチンゴケ
地獄谷

苔テラリウム夏合宿、一つ目のアクティビティは『地獄谷』。
麦草ヒュッテのオーナー・島立さんの案内で、おすすめ苔スポット「地獄谷」を散策します。
地獄谷は古い噴火口の跡だそうで、すり鉢状に窪んだ場所。谷の底まで行くとヒンヤリとしており、温度は5℃くらい違うのではないでしょうか。大きな岩の隙間には、氷も残っています。
地獄谷の見どころは、なんといってもヒカリゴケ!

大きな岩の隙間のあちらこちらで、ヒカリゴケを観察できました。

谷を降りてきたということは、帰りは谷を登るということ。インドア派の人たちには結構キツめの道のりかも。
休み休み登っていきます。

このエリアは、観光スポットとして有名な『白駒の池』から少し離れているため、観光客は少なめです。
自分のペースでゆっくりコケを観察できるのがいいですね。
苔テラリウム講座

コケ観察から山小屋に戻ったら、苔テラリウム作製の時間です。
森の中で見た風景を、15cmCUBE容器に作っていきます。
「コケが生えている場所はどんな明るさだったかな?」「フジノマンネングサはどんな風に生えていた?」
コケの生える風景を思い出しながら植えていきます。

約2時間かけてじっくり作製。早く終わった人はお風呂に入り、居残り組は終わるまでテラリウム作りに没頭。
自分のペースでゆっくり作れるのが合宿企画の良いところです。

参加の半数がはじめて苔テラリウムを作る初心者さんでしたが、皆さん満足のいく作品をつくることができました。
麦草ヒュッテ

会場となった麦草ヒュッテは、登山をする人なら知らない人はいない、素敵な山小屋です。
みんなで揃って食事をするのも、合宿っぽくていいですよね。

初めて会う人同士でも、コケという共通の話題があるのですぐに仲良くなれます。
山小屋の宿泊ってどんな感じ?

山小屋と聞くと、どんな場所なのか心配だったという参加者の方も結構いらっしゃいました。
麦草ヒュッテの施設を紹介します。
お部屋はこんな感じ。
お風呂、トイレは男女に分かれていて、共同で使用します。
アメニティはありませんので、各自で持っていきましょう。
Wi-Fiがあるので、インターネット環境も問題ありません。(食堂、ロビーでは問題ありませんでしたが、宿泊部屋では速度がかなり遅くなりました)
熊はいますか?

今のところ、北八ヶ岳周辺には熊は生息していないそうです。
来年の開催は?

前回開催したのは、コロナ直前の2019年夏。そこからなかなか実施できず、2025年夏に久々の開催でした。
道草と麦草ヒュッテ定番イベントとして、来年も開催したいと考えています。
人気企画のため、次回もYouTube道草ちゃんねるの「道草コケ倶楽部」先行で予約を開始する予定です。確実に参加したい方は、道草コケ倶楽部に参加しておくのがおすすめ。

屋外の泊まりのイベントは開催側も参加側もちょっとハードルが高いですが、やってみると必ず「やってよかったな~」と思えるイベントになります。
今回参加していただいた方も、きっとよい思い出になったのではないでしょうか。
またいろいろ企画したいと思いますので、興味のある方は道草のSNSもチェックしておいてくださいね。