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【苔祭り2025】無事終了!ご参加ありがとうございました
2025年5月31日~6月1日の2日間。
富士山麓、山中湖のモスキャンプフィールドにて、『苔祭り2025』を開催しました。
昨年の大がかりなイベントに比べ、今年はひっそりこじんまりと。
そのぶん参加者同士ゆっくりと交流もできて、楽しんでいただけたのではと思います。
苔祭り2025、2日間のレポートをお届けします!
上野先生と一緒に、モスキャンプ苔観察会
1日目は、モスキャンプフィールド内のコケ観察会。
今年はコケ生態学の専門家・上野健先生にガイドをお願いしました。
コケの名前を知るのが分類学なら、生態学は「コケはどうやって生きているのか?」を考える学問。
ルーペでコケを観察しながら、葉の形から、どんなふうに水を集めているのか?葉の表と裏の違いはなにか?など、コケの生きざまに迫ります。
途中からはあいにくの雨になりましたが、いろいろなコケを観察することができました。
上野先生のインタビュー動画はこちら。
生態を知ると、コケを育てるときの参考になります。
モスキャンプの苔で、思い出の苔テラリウムづくり!
午後は希望者のみ、オプショナルワークショップ。
モスキャンプフィールド内のコケと溶岩石を採取して、小さな苔テラリウムを作りました。
なかなか、採取したての苔でテラリウムをつくる機会はないですよね。
モスキャンプの思い出テラリウムをお持ち帰りいただきました。
メインイベント!苔まき祭
祭りのメインイベントは『苔まき祭』。
苔まきの時間には昼間の雨が嘘のようにあがり、くっきりと富士山も見えるほど。これはコケの神の計らいでしょうか…
昨年まいたコケはしっかりと定着しているようです。嬉しい!
今年も『モケスコ音頭』に合わせて、みんなでコケをまきます。
シンボルタンクのまわりと、溶岩石を積んであるドッグラン。確実に苔むしてきています。
来年はどのくらい苔むしているか、変化が楽しみです。
夜はBBQ懇親会
夜は楽しい懇親会!
北は北海道、南は九州から。全国のコケ好きが集まり、交流が行われました。
余興1:苔楽SHOW!
愛知の苔クリエイター、苔楽さんによるステージも。
堂々たる弾き語りで会場が盛り上がります!
余興2:道草SHOW!
道草は、苔テラリウム作製のライブパフォーマンスを行いました。
テーマは森林再生。森が焼けたあと、コケが生えて森林が再生する様子をパフォーマンスしました。お酒を飲みながらだったのですが、なかなかカッコよくできたのでは。
できあがった作品は突然オークションが行われ、参加者の方に落札されました。
作製の様子は一部YouTubeに残してありますので、興味のある方はご覧ください。(メンバーシップ限定)
写真コンテスト発表
コケ観察会で撮った写真を応募していただく写真コンテスト。今回もみなさんの力作写真が出そろいました。
懇親会の最後に「道草賞」「苔楽賞」「モスキャンプフィールド賞」を発表。受賞者には賞品が贈呈されました。
小さな花火大会
昨年は苔色の花火をどーーんと打ち上げたのですが、今年は小さな小さな花火大会。
苔まきをしたタンクのまわりに集まり、線香花火を楽しみました。
hiroshixさんによる超ミニサイズの「てるまるくん」の緑の明かりで幻想的な雰囲気に。
その後も話し足りない参加者のみなさんは、個別の2次会へ…夜が更けるまで、コケ談義に花が咲いたのでした。
2日目は樹海コケ散歩
2日目は、モスキャンプフィールドから車で30分ほどの、富士の樹海へ。
二日酔いでフラフラしていたのは私だけで(飲みすぎ)、みんなで元気に樹海を進みます。
目的地は竜宮洞穴。
洞穴は、溶岩が固まるときにできる、大きく開いた空洞のこと。ひんやりと涼しいため、標高の高いところに生息するコケが見られます。
昨日までの雨のおかげで、みずみずしいコケをたくさん見ることができました。
樹海を2時間ほど散策したのち、現地解散となりました。
参加してくださったみなさん、ありがとうございました!
来年も会いましょう
さて、来年の苔祭りはどんなことをしようかな。
今から想像をふくらませて、企画を考えたいと思います。
とりあえず日程は2026年5月30日~31日。
気になる方は、今からスケジュールを空けておいてください!